神経疾患・筋疾患 – パーキンソン病

水素水飲水と間欠的水素ガス吸引がラットパーキンソン病を予防
学術雑誌名 Medical Gas Research 2012, 2:15 doi:10.1186/2045-9912-2-15
表題 Drinking hydrogen water and intermittent hydrogen gas exposure,
but not lactulose or continuous hydrogen gas exposure, prevent 6-hydorxydopamine-induced Parkinson’s disease in rats(水素水飲水と間欠的な水素ガス吸引によって、ただし、ラクツロース摂取および連続吸引はしない、6-ハイドロキシイドロキシドーパミンで誘導したラットのパーキンソン病を予防する)
著者 M. Ito et al(名古屋大学)
概要 合成2糖のラクツロースは腸内細菌に働いて腸内水素ガス産生を促進する。著者らはすでに水素水飲水によりラットパーキンソン病が予防されることを報告している。今回、健常成人、パーキンソン患者、及びラットにおいてラクツロースによる水素ガス産生効果を比較検討し上昇効果を認めた。水素水飲水によって呼気中の水素濃度は上昇した。ラクツロース摂取によっても呼気中の水素ガスは一過性に上昇したが6-ハイドロキシドーパミンによるパーキンソン病の予防効果は限られていた。水素の濃度依存性はないが水素水と間欠的な水素ガス吸引によって好ましい予防効果が得られた。この結果は水素が情報伝達系の修飾効果を介して疾患予防効果を発揮していることを示唆している
水素水はパーキンソン病モデルラットの発症と悪化を抑制
学術雑誌名 Neuroscience Letter, Vol.. 453, issue 2, April 2009, page 81-85 
表題 Molecular hydrogen is protective against 6-hydroxydopamine-induced nigrostriatal degeneration in a rat model of Parkinson’s disease(分子状水素は6-ハイドロキシドーパミンで誘導したラットのパーキンソン病モデルにおいて黒質線条体変性を防護する)
著者 Yuan Fu et al(名古屋大学、岐阜国際バイオテクノロジー研究所、中部大学、名古屋中央病院、日本医科大学)
概要 分子水素はヒドロキシラジカルを選択的に阻害する抗酸化作用を有する。パーキンソン病はミトコンドリアの機能障害と酸化ストレスによりドーパミン神経の消失が主因である。
水素水によるパーキンソン病モデルマウスの発症予防効果
学術雑誌名 PLoS one, September 2009, vol.4, issue 9, e7247
表題 Hydrogen in Drinking Water Reduces Dopaminergic Neuronal Loss in the 1-methyl-4-phenyl-1,2,3,6-tetrahydropyridine Mouse Model of Parkinson’s Disease(飲水中の水素は1-methyl-4-phenyl-1,2,3,6-tetrahydropyridineで発症したパーキンソン病のモデルマウスにおいてドーパミン神経消失を減少する)
著者 Kyota Fujita et al(九州大学薬学大学院他)
概要 分子水素(H2)には酸化ストレス抑制作用を介して脳神経障害を軽減する作用が知られてきた。著者らはH2- 含有水を1-methyl-4-phenyl-1,2,3,6-tetrahydropyridinede (MTPT) で発症させたパーキンソン病モデルマウスに与えその効果を検討した。 その結果水素水投与により、MTPT処置によって起こるドーパミン神経の減少は有意に減少した。その抑制効果は飽和水素水(濃度1.5 ppm)と同程度に0.08 ppmの低濃度水素水でも認められた。 MTPT処理によりニグロイド体ドーパミン回路で上昇したDNA傷害のマーカーである8-OHdG、及び脂質過酸化 マーカーである4HNEも有意に減少したがsuperoxide(O2・-)の減少は有意ではなかった。 H2-含有水の作用は低濃度でも有効であり、脳神経における抗酸化作用によるものである。 これらの結果は生活習慣による酸化ストレスによって起こるパーキンソン病のような神経変性疾患の予防或いはリスクの軽減に有効であることを示している。