生活習慣病 – 肥満

分子水素は脂肪酸の吸収を抑制する
学術雑誌名 Med. Gas. Res. 2013, 3:6
表題 Molecular Hydrogen attenuates fatty acid uptake and lipid accumulation through downregulating CD36 expression in HepG2 cells (訳:分子水素はHepG2細胞においてCD36の下方制御を通して脂肪酸吸収と脂質蓄積を軽減する)
著者 A.Iio et al(東京都老人研他)
概要 著者らは分子水素が肥満を抑制すことを報告しているがその作用機作についてはまだ明らかになっていない。肝臓がん細胞であるHepG2の培養系を用いて脂肪酸の取り込みと蓄積に対する水素の影響を検討した。その結果、分子水素は脂肪酸の転移酵素であるCD36のタンパク質レベルの発現を抑制することによって脂肪酸の取り込みを阻害し、その結果脂質の蓄積を抑制することが明らかになった。この作用機作を介して分子水素は個体レベルにおいても脂質異常症を改善することが示唆された。
水素水は肥満に有効
学術雑誌名 Obesity (2011)doi:10, 1038/oby. 2011.6
表題 Molecular Hydrogen Improves Obesity and Diabetes by inducing Hepatic FGF21 and Stimulating Energy Metabolism in db/db Mice(訳:分子水素は糖尿病マウスにおいて肝臓のFGF21の誘導およびエネルギー代謝を促進することにより肥満および糖尿病を改善する
著者 N. Kamimura, K. Nishimaki, I. Ohsawa and S. Ohta(日本医科大学、東京都健康長寿医療センター)
概要 分子水素は酸化ストレスで起こる疾患に有効である事が知られているが生体内における水素の挙動の詳細は不明であった。 本研究においてはまず初めに肝臓のグリコーゲンが水素水投与後の水素を蓄積することによって、短期に少量ずつ水素を与えたときに諸疾患モデルにおいてなぜ有効な作用が得られるかを示し、ついでレプチン受容体が欠損したdb/db肥満マウスを用いて自由摂取させた水素水の抗2型糖尿病効果を示した。