骨疾患、骨代謝に対する作用

水素水は卵巣切除ラットの骨減少を抑制する
学術雑誌名 Blitish J. Pharcol,(2013) 168, 1412-1420
表題 Hydrogen water consumption prevents osteopenia in ovariectomized rats.(水素水摂取によって卵巣摘除したラットの骨減少が抑制される)
著者 Ji-Dong Guo et al (北京人民自由病院骨粗鬆科)
概要 卵巣摘除によって骨減少がおこるがその原因の一つとして酸化ストレスが報告されている。本報では卵巣摘除したラットを骨粗鬆症のモデルとして用いて水素水投与による効果を検討した。卵巣切除ラットに1.3±0.2mg/リットルの水素水を3ヶ月間投与した。水素水は女性ホルモンのエストロゲンを上昇させることはなく骨密度、並びに容積を増加した。また、酸化ストレスは諸種のマーカーで測定した結果改善された。これらの結果から、水素水投与によって卵巣切除によるエストロゲンの低下によって誘導された酸化ストレスの軽減を介して骨減少を低減することが示唆された。水素水は閉経後の骨粗鬆症予防に有用であることが期待される。
分子水素は骨粗鬆症に有効か?
学術雑誌名 Osteoporos Int. 2012 May 31
表題 Treatment of hydrogen molecule abates oxidative stress and alleviates bone loss induced by modeled microgravity in rats.(分子状水素は酸化ストレスを軽減して微小重力環境モデルラットの骨減少を抑制する)
著者 Sun Y.  et al(北京軍事病院救急科)
概要 分子水素投与により微小重力環境で生じる骨減少が酸化ストレスの軽減、骨芽細胞分化の増強、及び破骨細胞分化の抑制作用を介して軽減した。この作用はヒトの宇宙旅行等で生じる骨減少に対する栄養学的な解決策として期待される。 1.目的 水素ガスは選択的に活性酸素種(ROS)の生成を抑制し抗酸物質として有用である。本研究の目的はラットを用いて微小重力環境で起こる骨吸収(骨の減少)に対して水素ガス投与の効果を検討する。 2.方法 ラット後肢懸濁液と回転壁式反応器(HLS)を用いてin vitro 及びin vivoの微小重力負荷を行った。6週間連続処理しその間水素水を与え骨吸収に対する水素水の効果を検討した。並行して骨以来のMC3T3及びRAW264.7細胞を水素水添加培養液で培養してin vitro試験を実施した。 3.結果 水素水投与によってHLSで誘導した大腿骨や腰椎の骨密度、最大負荷度、硬度、及びエネルギーの減少が軽減された。